3分でわかる債務整理(過払い請求)手続き
貸金業法の改訂以降(と言うかその前後の時期)に微妙に扱いが変わってきたルールなどがある。
なるだけ簡素にまとめるとこんな感じかと…
多重債務者の皆さんが迷いそうな部分をなるだけ簡単に挙げておく。
【過払い請求してもブラックにならない】
2010年4月19日から過払い請求をしてもブラックにはならなくなった。
またその時点で登録されている任意整理(過払い請求)によるブラックもさかのぼって削除されることになった。
※注意
滞納などによるブラックが記録されてしまっている場合は消えないので要ご確認。
【総量規制を1分で解説すると】
債務の合計が年収の1/3を超える借金はできない。
しかし、以下の借金はOK。
・自動車ローン
・住宅ローン
・高額医療費支払いのための貸付
・利用者が有利になる借り換えローン
・銀行からの貸付
※他にもいくつかあるが、一般的な生活の範囲内ならこの程度知っておくと大丈夫だろう。
【弁護士と司法書士・選び方】
決定的な違い
⇒司法書士は一定の債務総額の範囲内でかつ、簡易裁判所での訴訟代理件しかもたない
◆自己破産
・弁護士 …○(全てを任せて大丈夫)
・司法書士…×(書類の作成のみ(※注1))
◆民事再生(個人再生)
・弁護士 …○(全てを任せて大丈夫)
・司法書士…×(書類の作成のみ(※注1))
◆過払い請求(任意整理)
・弁護士 …○
・司法書士…○(※注2)
◆特定調停
簡易裁判所にて自分でやることを推奨
・弁護士 …○
・司法書士…○
※注1)自己破産、民事再生の場合は司法書士に書類を作ってもらって債務者が手続きに出向かないといけない。その分費用は安い。
※注2)任意整理は裁判所を通さずに直接債権者との交渉になるため、強固な債権者がいた場合交渉がこじれ地方裁判所に交渉を委ねることになってしまうと司法書士は手を出せなくなる。
どうみても司法書士の方が不利なのだが、なぜか司法書士が大人気。
その理由はコチラ⇒
稼げなかった弁護士【借り換え・おまとめローン】
これは多重債務者でなくても知恵は頭に入れておくべき。
自動車などを購入時、金利が高い時代に長期ローンを組んだなら、その1件だけでも銀行のおまとめローンで借り換えてしまえばかなり大きな節約になる。
貸金業法の改定後、銀行ローンが以前にくらべてぐんと利用しやすくなった。
これは予想していなかったが、サラ金が衰退して銀行が成長すると言うローンの本来あるべき姿だと思う。
昔ほど銀行ローンの敷居は高くないので一度チャレンジされたし。
・参考
おまとめローンガイドおまとめローンナビ【消滅時効の手続き】
思ったより簡単なのでご自分でされることを推奨。
借金帳消し★消滅時効ガイド>>債務整理情報&おまとめ・借り換え情報
posted by 滞納次郎 at 15:19
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